無料で廃車にできるのはなぜ?廃車買取業者の裏事情をご紹介!

公開日:2023/05/15   最終更新日:2023/03/29


車が動かなくなったり、長く乗っていなかったりすると、廃車を考える方もいらっしゃるためはないでしょうか。だが、いざ廃車にしようとすると、コストがかかるイメージがあります。しかし、廃車買取業者を利用すると、無料で対応してくれることもあります。そこで今回は、なぜ廃車買取業者が無料で廃車に対応してくれるのかを明らかにします。

無料で廃車にできる理由とは

廃車買取業者が無料で廃車にできる理由を解説します。

廃車手続きにあまりお金はかからない

廃車手続きは、運輸支局の窓口で行われるもので、自分で行おうとすると書類を準備して、わざわざ窓口まで出向かなければなりません。面倒なうえ、時間もかかるため、ついつい手続が遅れてしまうこともあります。

一方で、廃車買取業者であれば専門スタッフが多くの手続きを一括で行います。手順を把握しているスタッフが代行してくれるため、一つひとつの作業の負担はさほど重くありません。また、廃車手続きにはコストもかかりますが、数百円程度で済むことが多いです。したがって、廃車手続き自体にはほとんどコストはかかっていません。

廃車でも利益が出る

廃車にも価値があります。かりに走行できる状態であれば、整備して海外に売るような方法もあります。不動車であっても、パーツが使える状態であれば、パーツ単位でも売れます。もし市場において価値がないと思った車でも、実際には数万円の価値がつくようなケースも珍しくありません。

また、近年では中古車不足により車の価値が高騰しています。より値段がつく状況になっているため、買取業者としては儲かるのです。

解体費用およびリサイクル料は支払済み

車を購入する際に、その車の解体費用も含まれています。さらにリサイクルの過程にかかる費用も支払い済みなので、廃車買取業者にはほとんどコストはかかりません。車の所有者には、原則は車の購入時に「リサイクル預託金」を支払うシステムのため、所有者であればすでに支払っていることになります。

したがって、廃車にする際に、あらためて廃車費用やリサイクル費用がかかることもありません。ただし、2005年より前に車を購入しており、1度も車検を通していない車の場合は、リサイクル料金未納の可能性が出てくるため、注意しましょう。

廃車買取業者に廃車代行手続きを依頼するときの注意点

廃車買取業者を利用する際のトラブルとして多いのが、引き取り無料と宣伝しておいて、実際に依頼するとコストがかかるケースです。お金が絡むことでもあり、大きな問題に発展することもあります。ここでは、廃車買取業者に廃車代行手続きを依頼するときの注意点を紹介します。

還付金の返金方法をチェック

廃車にする際に、いくつかの要件を満たせば自動車税の還付が受け取れます。その返金方法も事前に確認しておかなければなりません。そこで、まずは廃車にすると還付金はいくら発生するのか確かめましょう。

そして還付金の取り扱いも買取業者に確認してください。買取業者のなかには、買取金額に還付金を含めるケースもあります。一方で手続き後に還付金を別途返金してくれる業者もあるため、あらかじめ確認したうえで申込むか判断しましょう。

認可を受けているかチェック

そもそも車の解体は、認可がおりなければできません。これは法律で定められているため、もし認可されていない業者が廃車すると違法になります。しかし、認可を受けていれば安心して依頼できるうえ、廃車手続きもお任せできます。トラブルを未然に防ぐことになるため、ホームページなどで認可に関する項目を確認しておきましょう。

見積もりをチェック

廃車を依頼する前に、必ず見積もりを依頼してください。見積額に納得した場合のみ、正式に代行を依頼しましょう。また、見積額の総額だけではなく内訳も必ず確認してください。実際に廃車したあとに、見積額と異なる金額を掲示された場合は、なぜそうなったのか説明を求めましょう。証拠のためにも、見積書は保管しておいてください。

廃車買取は「還付金を返還してくれる業者」がおすすめ

廃車買取業者を依頼する際に、無料ならどこでもOKというスタンスは危険です。なかには、還付金をだまし取る悪徳業者も存在しています。顧客に対し、還付金の存在を隠して手続きを進めるケースもあります。還付金とは、先払いしていた分の自動車税・重量税・自賠責保険料のことを指します。

廃車する時期によっては、数万円など高額返金がされることもあり、小さな金額ではありません。一般的な廃車業者であれば、還付金は返金してくれます。申込み前に、業者に対し還付金の取り扱いについて確認しておきましょう。

まとめ

廃車買取業者がなぜ無料で対応できるのかを明らかにしました。すでに、解体費用およびリサイクル料が支払い済みであり、廃車にも価値があるため、業者にも一定の利益が出る可能性が高いからこそ無料で対応してもらえます。なかには、廃車にされず海外などに輸出される事例もあります。ただ、業者によっては、還付金などを自分の懐に入れるケースもあるため業者選びには注意が必要です。事前に、還付金の取り扱いについて問いただしておくのもおすすめです。

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