廃車買取時によくあるトラブルとは?回避方法を事前に知っておこう!
乗らなくなった車を廃車にするときは、廃車に関する手続きをすべてしてくれるうえに車を買い取ってくれる廃車買取サービスが便利です。しかし、買取時には金銭的や手続きに関するトラブルに見舞われることがあります。そのため、どのようなトラブルがあるのかを事前に知ったうえで、回避する方法について理解しておきましょう。
廃車買取時によくあるトラブル
廃車買取時によくあるトラブルとしては、金銭的なトラブルと手続きトラブルがあります。まずはじめに金銭的なトラブルについてみていきます。廃車買取時の金額の内訳としては、大きく分けて車両査定額、手数料、還付金の3つがありますが、それぞれにトラブルがあります。
査定額のトラブル
廃車の買取時のトラブルの中でもとくに多いのが査定額に関するトラブルです。事前に無料査定してもらった金額が、車引き取りの段階で大幅に金額を下げられるケースです。
引き取りを前提に駐車場や保険の解約など、いろいろと先回りして動いていた場合には、どれだけ安く売買価格を下げられたとしても引き取ってもらうしかありません。
手数料のトラブル
廃車をする場合には陸運局に抹消登録が必要で、廃車時の申請書代として約100円、一時抹消登録の場合には登録申請手数料350円がかかります。廃車買取時に支払わなければいけない費用として、上記費用以外にかかるのが手数料です。
廃車を業者に依頼するための代行手数料ですが、なかには無料で手続きをしてくれるところもありますが、高額な費用を請求してくる場合もあるため、注意しましょう。
還付金のトラブル
自動車税は年に一度、重量税と自賠責保険は車検ごとに先払いで支払っているため、廃車のタイミングによって金額は異なりますが、廃車時には満了期間が残って入れば自動車税や重量税、自賠責保険の還付金が戻ってきます。
もらえるはずの還付金を業者が受け取り利用者に還元しないケースもあるので注意してください。金銭的なトラブル以外にあるのが手続き上のトラブルです。
廃車の手続きを依頼したにも関わらず、手続きがされていなければ、翌年も自動車税などの税金を支払わなければいけません。さらに、車を処分されずに転売されて、犯罪にでも利用されてしまっては大変です。
廃車買取時のトラブル回避方法
長年乗ってきた愛車を手放す時は、できれば廃車買取時によくあるトラブルは避けたいものです。そこでトラブルを未然に防ぐ方法をお伝えしていきます。
査定額の確認
引き取り時当日になって大幅な減額がされないように査定額について確認しておくことが大切です。査定額が妥当な金額かどうかのチェックに加えて、査定額の内訳として、ほかに含まれていないものはないか、金額が確定しているのか、どのような場合に査定額が変わるのかなどを事前に確認しておくことが大切です。
手数料や諸経費について
あとで高額請求されないために、手数料がいくら必要になるのか、確認しておいてください。また、キャンセル料がかかるかどうか、そのほかにも、諸経費など追加で請求されないか質問しておきましょう
還付金の説明
還付金が戻ってくることを知らせないまま手続きを進める業者もいます。還付金の説明に関しては説明義務は業者にはありませんので、法律的には問題ないのですが、還付金をごまかして買取金額を出してくる業者もいるので注意が必要です。
上記の3点に関しては取引する前に事前に確認することがおすすめです。もし、納得できる返答がなければ、トラブルを回避するという意味でも取引は考え直したほうがいいかもしれません。
廃車買取業者を選ぶ際にチェックするべきポイント
これまで、廃車買取時によくあるトラブルや、回避方法についてお伝えしましたが、一番重要なことは、優良な廃車買取業者を選ぶことです。悪質な業者につかまってしまっては、法外な費用を請求されかねません。そこで賢く選ぶポイントをお伝えしていきます。
事前説明が充分されているか
事前説明を充分に行う業者であれば安心です。とくに車を廃車した時に戻ってくる過払い分の還付金について、説明してくれるかどうかがひとつの目安です。何も伝えずに、買取金額に合算して高価買取に見せかける業者もいるため注意しましょう。
高額な査定額に要注意
あまりにも高額な査定額を出された場合は、そのまま取引したくなりますが、冷静な判断が必要です。あらかじめ自分の車の査定額の相場を知っておくことが必要となってきますが、かけ離れている場合は、取引段階で理不尽に値下げ要求をしてくる可能性があります。
査定額で不安な場合は、いくつかの業者に査定依頼してみて相場を把握してみるのもいいでしょう。
レッカー引き取りや自社リサイクル工場の有無
車体価格にせっかく値段がついたとしても、引き取り価格や解体費用でお金を請求されてしまうと、逆にお金を取られる可能性もでてきます。レッカー引き取りが無料かどうかは確認しておきたいところです。
また、国の認可済の自社リサイクル工場を保有しているかどうかも、ポイントのひとつです。自社工場がなければ、ほかの解体業者に委託されてしまい、解体費用が取られてしまいます。
廃車買取時によくある問題や、回避方法を前もって理解しておくことで、余計なトラブルに巻き込まれる可能性は低くなります。今回説明したトラブルや回避方法を覚えたうえで、信頼できる廃車買取業者を選んで、安心で安全な廃車買取の取引を行ってください。